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Trachare!

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30代で投資を始めて億万長者になれるのか。

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最近投資に関する本をたくさん読んだ。

 

1) となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

2) マレーシア大富豪の教え

3) 臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

4) お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

5) 幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

6) 全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

 

この6冊を読んで、だいぶマネーリテラシーが高まったと思う。

投資って結局よく分からんよな~というボヤッとした思いが晴れた気がした。

というわけで、この6冊で学んだことをまとめたい。

今後の投資のスタンスについて、文章でまとめながら記録に残したいと思い記事にした。

 

Step1 お金を貯める。

私はどちらかというと高級志向だった。

自分を良く魅せるために、良い服を着て、良い物を身につける。

タワーマンションのような豪華な住まいにも憧れていた。

これは自分が持つコンプレックスをカバーするため、物で埋めようとしているんだと思う。

 

服をアローズで平気で買い、伊勢丹メンズで会社用の鞄などを買う。

酒が好きで、飲み遊びも派手にしていた。

生活費の高い東京での一人暮らし。

友達とノリで海外旅行に行く。

自己投資と称し、高額セミナーにも参加した。

 

これでお金が貯まるはずがない。

実際たいした貯金はない。

このままだとヤバそうという漠然とした不安があった。

 

そんな中、となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則という本を読んだ。

この本が言いたいことは一つだけ。

自分を着飾るのは辞めて倹約しろ。

「これ俺じゃん」と感じる、自分に似た倹約できない登場人物をこれでもかとバッサバッサと論破していくのだ。

この本は正直かなり効いた。

というか、もっと早く、22歳とかで読みたかった。

今まで持っていた「誰もが羨む良い暮らしをしたい」という価値観を、

倹約して資産を作ろう」に変えてくれた。

予算を立てて、貯蓄額を決め、コツコツと貯める。

自分を着飾ったり、自己満足のために資産価値0の物は買わない。

ちなみに同著が勧める1ヶ月の貯蓄率は「月収の15%」だ。

この貯蓄率で平均年収の夫婦が共働きをすれば、億万長者になれると記載されている。

 

Step2 お金を運用したほうがいいのか。

倹約が成功したらどのくらい貯金できるのか。

毎月7万5千円貯金し、ボーナスを年間60万貯金するとこうなる。

年間150万の貯金なので、倹約としては良好だろう。

この状態で運用なしで33年貯めると約5000万貯まる。(試算結果は下図)

 

  運用なし 運用あり
2017 0 0
2018 1509146 1584604
2019 3018293 3248438
2020 4527439 4995463
2021 6036586 6829840
2022 7545732 8755936
2023 9054878 10778336
2024 10564025 12901857
2025 12073171 15131553
2026 13582318 17472735
2027 15091464 19930975
2028 16600610 22512128
2029 18109757 25222338
2030 19618903 28068059
2031 21128050 31056065
2032 22637196 34193472
2033 24146342 37487749
2034 25655489 40946741
2035 27164635 44578681
2036 28673782 48392219
2037 30182928 52396434
2038 31692074 56600859
2039 33201221 61015506
2040 34710367 65650885
2041 36219514 70518033
2042 37728660 75628538
2043 39237806 80994569
2044 40746953 86628901
2045 42256099 92544950
2046 43765246 98756801
2047 45274392 105279245
2048 46783538 112127811
2049 48292685 119318805
2050 49801831 126869349

 

持ち家の場合、老後に3500万あればいいという記事があったので、参考にしたが、5000万貯まれば老後は大丈夫そうだ。

 

仮に5%の利回りで毎年運用できたら1億2000万である。

というわけで20代、30代の場合、貯金をしっかりすれば老後は問題ないし、運用もできれば億万長者も夢ではないということになる。

ちなみに株式の期待利回りは5%と言われている。(実際は変動幅は大きい)

なので5%で前年運用というのは相当すごいので現実的ではないかもしれない。

 

この結果を見て、運用しないというのも一つの手だが、私はどうにか運用することを考えたかった。

投資による複利効果はすさまじく、5%の運用で33年後差額は7000万近くなる。

 

Step3 運用商品は何がいいのか。

確定拠出年金 

手堅いのは確定拠出年金である。

積み立て分は所得税控除、社会保険料算出料の引き下げも期待できる。

天引きされるので楽だし、強制効果もある。

私の場合企業の確定拠出年金があり、毎月5万5千円まで積み立てられる。

確定拠出年金の節税効果のこちらの記事が参考になった。

ただ、厚生年金の標準報酬月額の等級30等級(月収60.5万円以上)以下の人が掛け金を払うと、社会保険料引き下げによって受給年金額が減るというのは罠だと思った。

それでも所得税控除効果の方が大きいので、やる価値はある。

 

これを自身の決めた投資商品で運用する。

山崎元氏の 全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書) では、手数料の低い国内株式インデックスETF50%と海外株式インデックスETF50%が手堅いという意見だった。

すべてリスク資産なので手堅くは見えないが、不安な人は国債、外国債を加えて4分割にするのが手堅いようだ。

 

国内株式インデックス

ここで疑問を感じた。

国内株式インデックスは本当に投資対象になり得るのかということだ。

下に長期チャートを引用させていただいた。

日経平均株価の歩み

 

出典:日経平均株価まるわかり! 日経平均株価の過去から現在、そして今後を読み解く | 特集 | 楽天証券

 

これを見るとバブルの際に4万まで行っているが、下り坂に見える。

バブル崩壊の際にひたすら国内株式インデックスを購入していた人は間違いなく損をしている。

じゃあ、これからの国内株式インデックスは30年はずっと上がり続けるのか。

私はそうは思えない。

上がったり、下がったりを繰り返して、上昇する保証はない。

高齢化社会で諸外国と比べて生産性の低い国内企業が今後も発展し続け、株価も上がり続けるのかは疑問だ。

ということは国内株式インデックスを買い続けるのは必ずしも得策ではない気がしてならない。

この点は橘玲氏の 臆病者のための億万長者入門 (文春新書) で国内株式インデックスは万能ではないことがしっかり書かれていて参考になった。

 

ニューヨークダウ

日本と比べてアメリカはどうか。

ニューヨークダウを見ると一貫して上昇し続けている。

アメリカの経済は非常に強いのだろうか。

アメリカ株式インデックスに投資するのは合理的に感じる。

実際不動産も株も上がり続けるアメリカで投資をするのは、日本に対して投資行為をするよりも意義を感じる。

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 出典:http://pwalker.heteml.jp/ny9/nydownas.php5.htm

 

不動産

橘玲氏の 臆病者のための億万長者入門 (文春新書) で不動産を住宅ローンでもつのは悪手のポートフォリオだと記載があった。

これは確かに一理ある。分散投資の観点からはNGだろう。

また、1000万の現金で家賃5万のマンションを購入すると、年間60万家賃が浮くことになる。

これは1000万の株式で6%の配当をもらってその60万で賃貸に住むのと同じだという意見が今までにない観点で感心した。

この場合、明らかに後者(株)の方が良い。

理由は株式の方が手数料が安く流動性が高く、分散投資も可能だからだ。

 

この理論だと不動産投資が株式に勝るメリットは住宅ローンによってレバレッジをかけられることだけである。

株を買いたいから融資をしてくれる銀行はないが、住宅ローンは喜んで貸してくれるだろう。

現在の東京のように地価が上昇しているならレバレッジはプラスに働くので、買ったときよりも売値が高い現象が起こる。

この場合タダで良いマンションに住めて売却時に利益を受け取れるので大勝利だろう。

 

 

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出典:(5) バブル崩壊後の東京都のマンション価格の推移|エンドウ・アソシエイツ

 

ただ、住宅価格が上昇し続けることはなく、いつかはまた下降傾向になる。

そのときはレバレッジはマイナスに働く。

借金をして3000万で買った株がどんどん値下がりするのと同義の状態になる。

また、不動産はマーケットの閉鎖性が高く、良い物件に出会う難易度は高い。

底値などの掘り出し物件を購入した場合は、住宅ローンによるレバレッジとその投資額の大きさから、投資効果は相当に大きいが、失敗したときのリスクもまた大きい。

 

橘玲氏は持ち家否定派のようだが、個人的には築古で価格低下が相当に緩やかになった物件を安く購入できれば、不動産投資もありだとは思っている。

立地の良い築古物件を安く購入できさえすれば、売却損は相当に抑えられるはずだ。

数千万の資金を借りれる投資は不動産投資以外に存在しないので、これほど強力な投資もない。

普通の人が住宅を購入しているが、投資としてみると、とんでもなくリスクは高いとは思う。(株式の方がよっぽどリスクは低いと感じる)

 

まとめ

本を読んで、億万長者になるには「倹約」が必須ということが分かった。

それに「投資」を加えると億万長者になるのも夢ではない。

投資の対象は絶対にコレというものは無いと思うが、自分の中で納得できない物、理解できないものに投資するのは慎重になろうと思う。(私の場合国内株式インデックスへの長期投資がそれにあたる)

かといって、何を投資すればいいのかは、今後も様々な本を読んで勉強していきたいと思った。

橘玲氏の著書に唯一の手堅い投資は「暴落後にインデックス投資をすること」とあった。

こういった、無数にある投資手法の中で、自身でも納得のできる対象を見つけてポートフォリオを考えていきたいと思った。

私は投資の前に倹約が必要なので、となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則を何度も読んで、倹約精神を磨きつつ、投資の勉強を進めていきたいと思った。

最初に上げた6冊はすべて紹介できてないけど、良著なのでオススメ。

またの機会にこれらの本の内容も取り上げたいと思う。

 

1) となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則 

2) マレーシア大富豪の教え 次回

3) 臆病者のための億万長者入門 (文春新書) 

4) お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ 次回

5) 幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」 次回

6) 全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)