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グウェント ホームカミング(gwent homecoming)プレイ感想+攻略考察

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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年1発めのネタはグウェント ウィッチャーカードゲーム(正式版)

マイナーゲームなので知っている人は少ないと思うw
対応機種はPC、PS4XBOXでプレイ自体は無料である。
なぜ、このゲームを取り上げたかというと、現在ガチでプレイしていて好きなゲームなのに、あまりブログで書いている人がいないから。

 

www.playgwent.com

そもそもこのゲームはウィッチャー3というRPGゲームにあったカードゲーム(Gwent)を別作品としてリリースしたものだ。
実際ウィッチャー3本作のGwentとは全く別物になっているけど、基本的なルールは同じ。

グウェントは長い間β期間というお試し期間を経て、数ヶ月前に正式版としてリリースされた。


グウェントの面白さ

グウェントはカードゲームで、様々なデッキを作って戦うが、コンボや構築コストを考えながらデッキを作っている時間が楽しい。
カードゲームはデッキ作りが醍醐味だけど、グウェントは構築コスト、枚数制限、勢力など考えなければいけないことが多く、デッキ構築難易度は高い。
というか、把握しなければいけない要素が多すぎで、初心者参入の壁は割と高いと思う。
私はβの頃からやりこんでいたため、正式版リリース(Homecoming)でもついていけたけど、そのときもカード効果が一新され、今までの戦術が使えなくなってしまい、1から考えてデッキ構築をしなくてはいけなくなった。
というわけで、グウェントは初心者お断りの玄人向けカードゲームだと思っている。
世界観はウィッチャーなので重厚感があり、中高生向けというよりは、大人におすすめしたいカードゲームだ。

正式版リリース(Homecoming)は成功だったのか??

グウェントはβ版で先行不利の問題、入手効果による運ゲー化が不評であり、改善が期待されていた。
Homecomingでは「先行には+5点」という内容が追加されたため、先行不利問題は多少解決された。それでもゲームシステム上、先行が不利であることに変わりはない。
入手については、現状そこまでひどい入手カードがないため、これも割と解決したと思う。
これだけなら良かったのだが、毎ターン3枚カード補充というシステムは不評だ。
β版は1R3枚、2R2枚、3R1枚のカード補充システムだったため、2Rでカードを切って3Rで短期決戦という戦術があった。
正式版では毎ターン3枚補充されるのでゲーム自体が長くなり、3Rもロングラウンドになりがちになった。
これは改悪だと思う。β版のほうがスピーディーで、ラウンドも戦術的に調整しやすくてよかった。

構築コスト性の導入の是非

グウェント正式版では構築コスト性が導入され、カードはブロンズは2枚まで、ゴールドは1枚まで、全部のコストを足して165で最低25枚で構築することになった。
今まではゴールド4枚、シルバー6枚、ブロンズ15枚という枚数ベースで構築していたので、より面倒になったといえる。
コストによってカードの強弱がはっきりしているので、1~2Rはコストが安いカードで戦い、3Rは温存していたゴールドカードで戦うという構造が強くなった。
β版はブロンズがインフレしており、ブロンズなのに20点以上を叩き出す、ブロンズをメインエンジンとして点数を稼ぐということになっていたので、正式版はこの力関係は是正されたと思う。
個人的には構築コスト性もありだと思うけど、構築コストが弱いカードを1Rに切るしかないのは、戦術的に幅が狭まったなと感じた。
β版ではカード色関係なく、バンバン点数を叩き出していたのが、正式版では最初はお互いがゴミカードを手札から捨ててペチペチしあっているという風景が寂しい。

サーチカードの激減とウィッチャー3枚+ローチによる圧縮

グウェントの一番良いと思っていたのは、サーチカード(特定のカードを引く効果)により、3Rで25枚すべてのカードを使い切る戦術があったところだ。
これによって他のカードゲームよりも運が悪くて欲しいカードが引けないということがなく、安定して狙ったコンボを発動させることができていた。
正式版になってサーチカードのコスト増加&サーチカード自体の減少によって、デッキの圧縮が困難になり、3Rでもすべてのカードを引けない=運ゲーとなってしまった。
もともと入手カード(3枚から1枚ランダムで入手)はランダム性が高く運ゲーになるのが不評だったのだが、ここにきてサーチカード戦術が使えなくなり、単純に「強いカードをたくさん引けたほうが勝ちな運ゲー」となってしまった。
これはHomecoming最大の改悪だと思う。
代替案として出てきたのはウィッチャー3枚+ローチによる圧縮で、これにより3枚圧縮することができる。
グウェント正式版は25枚中最初に10枚、2Rと3Rで3枚ずつ引けるので、16枚は確実に引ける。3枚圧縮すると22枚中16枚引ける計算になるが、マリガンを考慮しても、運が悪いと欲しいカードが引けないことがある。
サーチカードは軒並み高コストとなっており、圧縮できるカードも少数なので、このあたりを改善することは必要だと思う。

リーダーの仕様変更と、カードパワーの減少

グウェント正式版ではリーダーが固有スキルとして、いつでも発動できるようになった。個人的には今回の変更はありだったと思う。
戦術に幅が出たし、強いリーダーはマリガン回数が少ないなど、弱い効果のリーダーは発動回数も多いなど、個性があって面白かった。
一部全く使われていないリーダーがいるので、そのあたりは要調整だと思う。
カードパワーは構築コスト-1 に標準化されたので、全体的に1枚あたりの点数は少なくなった。
β版に比べると地味になった気もするけど、まだ高得点を出せるコンボがあったりするので、初動の調整としては妥当だったと思う。

カードは増えたが勢力ごとのアーキタイプは減少

グウェントは密偵、捕食、スペシャルコントロールなど、様々なデッキタイプが存在していたけど、正式版ではカードごとのシナジーが減少したせいで、勢力ごとのアーキタイプの幅は狭まった。新カードが追加されたにもかかわらず、使えるシナジーカードが限られているため、デッキ構築自由度が少なくなったことにストレスを感じた人は多いと思う。
このカード本当に必要?と思うような雑な調整のカードも目立ち、もう少しカード効果を考えてほしかったところだ。せめてβ版に存在していたアーキタイプ(ネッカー捕食、密偵、アーマー北方等)はそのまま残してもらいたかった。
また、ブロンズが3枚から2枚までに変更したことで、シナジーを活かした強力な戦術もやりにくくなり、カードコンボに切れがなく全体的にぼやっとした印象になっている。

不評な新要素アーティファクトと、天候シナジーの弱体化

アーティファクトという新要素は、除去が強い現環境で猛威をふるい、対策カードは相手がアーティファクトを使用していないと腐るということで、概ね不評だった。
天候カードはβ版では戦術として利用されていたが、採用する価値がないほどに弱体化されたおかげで、全く使われなくなった。
戦術として使用できないというのは単純につまらないし、対策カードがあれば勝ち、対策カードがなければ負けというバランスもつまらない。
今までも天候対策カードはデッキ構築上必須だったけど、対策カードが増えると、入れたいカードが入れられなくなるので、デッキ構築上は窮屈になる。
各勢力に腐りにくいアーティファクト破壊カード(β版の魔術師カードのような)が追加されるとバランスは取れそうに思う。

グウェント正式版で勝つためのコツ

今回はグウェント正式版についての感想をいろいろ書いてきたけど、オンラインで勝てない!という人に向けて勝つためのコツをおまけで書こうと思う。


1)1R~2Rは弱いカードを切りつつ、デッキを圧縮する。
2)3Rで温存していたゴールドを出す。
3)シナジーカードに頼りすぎず、単体で点数が出せることを重視する。
4)1Rをできるだけ勝って3R後攻になる。
5)2R即パスは考えてから

 

グウェント正式版では3Rに強いカードを出すのが基本だ。
そのために1R~2Rは極力低コストカードと圧縮カード以外は切らないようにしたい。
ただケチりすぎて点数差が付き、手札差がつくのは避けたい。
特に先攻の場合1Rを取られるのはNGである。
この対戦構造のため、1R目で圧縮しつつ簡単に12点を出せるウィッチャー3枚+ローチが基本構築になってしまっている。
また、ラウンドは前ラウンドの敗者が後攻というルールのため、1Rをとると3R後攻が確定する。
特に除去カード(ダメージを相手に与えるカード)が多いときや、最後にブーストをかける構築(アグレイブースト等)の場合、3R後攻とることは重要なので、構築によって1Rの重きが変わる。
どのデッキにしろ、1Rをとることは割と重要だ。
あと、もともと圧縮しにくい環境のため、シナジーは強いけど単体だとゴミみたいなカードを採用すると安定しない。
除去と封印が多い環境なので、場で持続的に効果を発揮するカードは即除去されると思っていたほうがいい。
1Rをとった場合、通常手札差がついているので、即パス安定という面もあるけど、相手がロングラウンドが強い構築(耐性イムレリス等)の場合、2Rできるだけ手札を切って3Rを短くするという戦術を考慮することも必要だ。
あと1R勝って、2Rの自分の手札が強い場合(手札差1枚も覆りそうな場合)、2Rすべてカードを切っても3Rに勝てる見込みがある場合(森の精霊でグールがデッキにある等)も2R連続取ることを考えたい。

あとがき

今回はあまり知られていないけど、個人的にとても面白いと思うグウェント正式版を紹介した。
いろいろ不満を書いて入るけど、デッキ構築の面白さ、対戦の面白さは間違いないので、カードゲームが好きな人には是非おすすめしたいゲームだ。
基本無料で、お金はかからないけど、0から始めるとなると欲しいカードを揃えるのに苦労するかもしれない。
シーズン報酬と対戦報酬をコツコツ貯めると、無課金でも十分楽しめるので(β版からやっている人は殆ど課金せず全カードを揃えられる人が多いと思う)。
カードゲームが好きな人、ウィッチャーの世界観が好きな人、難しいやりごたえのあるゲームが好きな人におすすめしたい。