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韓国嫌いの人に捧げる、呑兵衛たちの韓国旅行記

アメリカは北朝鮮にミサイル打ち込んじゃうの?という情勢の中、韓国旅行に行ってきた。

2日3日の弾丸旅行だったが、桜と韓国グルメ、記憶を失うほどの大量のマッコリを堪能した良い旅だった。

韓国旅行というと、女性がコスメを買ったりエステを楽しむという女子な印象があるが、男でも普通に楽しめる旅行先である。

 

日本人はどちらかというと韓国にいい印象を持っていない人が多いように思える。

私の場合、現在一番仲のいい友達が韓国人であるため、そういった感情はない。

最近の『台湾は親日、中国・韓国は反日』という下記のようなニュースやヘイトに毒されている日本人は多いのではないだろうか。

www.asahi.com

 

そもそも日本にも性格の悪い最低の人物は存在するし、いい人もいる。

それは当たり前のことだし、韓国だってそれは同じだ。

気になるのは嫌韓ニュースを真に受けて、『韓国人は嫌い』だの、『中国人は嫌い』だの、国単位でざっくりとヘイト発言する日本人である。

今回は、嫌韓ニュースだけで、韓国嫌いになっている人、韓国人の知り合いがいない人、韓国に行ったことがない人に向けて記事を書いた。

韓国の良さを伝えるべく、旅行記という形で発信したいと思った。

興味のある方はお付き合い頂きたい

 

 

 

いざ、韓国へ出発!

有給休暇を1日取って金土日で韓国に行ってきた。

金曜日仕事帰りで合流した友人もいて、有給を使わずとも土日でいけちゃう&海外気分も味わえるのが韓国の良さである。

成田空港から飛び立って早2時間半。

機内で見た『SING シング』が予想以上に面白すぎ、夢中になって見ていたらすぐに韓国に到着となった。

ところどころで笑いをこらえながら見ていたので、他の人から見たら不気味に見えたかもしれない。

テイラー・スウィフトなどの聞きなれた洋楽を歌う感じのコメディ&ミュージカルで、ラストの展開は神っていて久々に映画で泣いた(笑)

まだ、見ていない人はHAPPYになれるごきげんな映画『SING』を強くおすすめしたい。

eiga.com

アシアナ航空の機内食はとんかつのようなものと、謎のしなびた野菜、じゃがいもペーストのようなものが出てきて、史上最強にまずかったが、もともと期待はしていなかった。

そんなこんなで仁川国際空港に到着し、バスでホテルまで移動した。

深夜についたので、適当な店で軽くマッコリを飲み初日は終了になった。

 

北村韓屋村でマジンガーZとご対面!

今回の旅行は比較的大人数かつ、適当なメンツだったため、誰もプランを考えていなかった(笑)

とりあえず有名どこ行っとく?となり、皇帝が昔住んでた建物の、『景福宮(キョンボックン)』と韓国の古い町並みが残っている『北村韓屋村』に行くことになった。

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『北村韓屋村』では古い町並みを堪能でき、石造りと壁と木の扉、瓦の作りは日本の旧来の家屋の作りに似ている。

漢字でかかれた仏教のお経が貼られていたり、壁の模様に中国っぽさがあるのは、隣国中国の影響だろうか。

庭には樽が10個位置いてあり、なにかと思ったらキムチを漬けているらしい。

さすがキムチの国、韓国。

アジアやヨーロッパからの観光客も多く賑わっていた。

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なぜかマジンガーZとスパイダーマンがいてほっこりした。

ソウル市内は日本とほぼおなじ感じで、小奇麗にビルが立ち並んでいる。

車線が逆なのが日本との大きな違いだ。

休日だからか、韓国の国旗や提灯のようなものが見受けられた。

オフィス街だったためか、ひっそりとしており、土曜日の朝は人気は少なかった。

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 地下鉄で移動して皇帝が昔住んでた建物の、『景福宮(キョンボックン)』へ移動した。

韓国の歴史ドラマで見た感じの衣装の人がたくさんいた。

特にチマチョゴリを着ている女性が結構多く、なかなか可愛い。

日本で言う着物や浴衣を着て歩くのに一種の高揚感を伴うのと同じなのだろう。

チマチョゴリを着ている女子たちはとても楽しそうだった。

 

景福宮でのお花見は格別だった。

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 中に入るとかなりだだっ広いスペースで、伝統行事っぽいことが行われてた。

その人は気温22度くらいまで上がっており、直射日光直撃のため、10分位伝統行事を見て、早々に移動した。

f:id:yu1gst:20170423111057j:image中は庭があって、憩いの公園といった雰囲気になっている。

周りが山に囲まれ、チマチョゴリの女性が多いのがとても韓国っぽい。

日本とは違った風景の中、カラッとした気持ちのよい気候でのピクニックができ、心身がリフレッシュした。

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写真の山の麓に大統領邸があるようで、以前北朝鮮から山の反対側から暗殺者が侵入したため、現在は大統領邸付近の山は入場禁止になっているようだ。

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 桜の木も多くあり、満開に近かったため、二度目の花見ができたのは嬉しい誤算だった。

聞けば桜の木は韓国にも多く自生しているが、日本のようにシートを広げて花見をする習慣はないらしい。

桜の花を愛でる感情は日韓共通のものだろう。

 

韓国でオススメの飲み方~爆弾飲み&マッコリバー~

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 その後はカフェで休憩したあと、メインイベント『お酒タイム』となった。

分厚い豚肉を炭火で焼いて、野菜などに包んで食べるサムギョプサルをメインで食した。

店員さんは肌の綺麗な色白の若い女の子で、カタコトの日本語を喋っていた。

聞けば、日本の文化に興味があり、独学で日本語を勉強しているそうだ。

そういう話を聞くと素直に嬉しく感じる。

私もアメリカ文化が好きで英語を勉強しているが、言語の勉強はよっぽど好きでないとできないし続かない。

韓国で若い人がこれほど日本語を勉強しているというのは、日本が好きな若者が多いという裏返しではないだろうか。

韓国と台湾を比較しても、韓国で日本語を話せる人は決して台湾に引けを取らない。

ニュースを見ない人が韓国に初めて行き、日本語を勉強している若者に多く出会ったら「なんて韓国は親日なんだろう」と思うのではないだろうか。

日本語を勉強している日本好きの親日韓国人の存在を無視し、『韓国は反日だから嫌い』といった差別発言をすること、反韓ニュースやはちま起稿をはじめとする反韓ブログにそそのかされ、下衆なコメントをする状況はとても悲しいことだと思う。

日本で韓国語を勉強している人は、韓国で日本語を勉強している人よりも少なく思える。政治関連で2国間に問題は残っているが、個人対個人で見た場合、韓国から日本へのラブコールのほうが多いのではないだろうか。

 

話は脱線したのでグルメの話に戻りたい。

呑兵衛オンリーの韓国旅行で飲まないはずがない。

ということで、韓国若者の流行りの飲み方である「ビール1:チャミスル1」で割った爆弾飲みに挑戦した。

チャミスルは韓国の竹炭濾過を行った焼酎で、国民的飲料である。

味わいは日本酒に近く、スッキリと甘めで飲み口がいい。

チャミスルは韓国料理屋ではよく見かけるもので、韓国では酒の強さを、チャミスル何本飲めるかということで図るようだ。

チャミスルのアルコール度数は20%くらいでビールが5%なので、混ぜたら10%超の度数になる。

5%のビールをチェイサーと言い切る呑兵衛達のドリンクとしてはちょうどいい(笑)

www.jinro.co.jp

 

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チャミスルの爆弾飲みを延々と繰り返したあと、皆ぶっちぎりのテンションになり、当然のごとく二次会へ移動した。

2次会は流行りのマッコリバーに行った。

マッコリバーでは韓国の産地ごとにオーダーでき、さながら日本酒の地酒のようなラインナップだ。

日本でのマッコリはせいぜい甘口、辛口、生、黒豆などざっくりとした分類のものしか置いていない。

韓国では釜山産、ソウル産など産地ごとにマッコリの濃厚さ・酸味が異なっており、韓国でないと味わえないグルメだった。

ちなみにマッコリがいくらだったのか、何本飲んだかは記憶になく、気がついたらベットで私服で寝ていた(笑)

翌朝二日酔いがなかったのは、5%というマッコリのアルコールの低さ、優しさによるものだろう。

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 翌朝は各自がお土産を購入するために別行動し、肉炒めをチーズに絡めていただく『チーズダッカルビ』たる料理を食して、韓国旅行は終了になった。

 

まとめ

今回は2回めの韓国旅行であったが、韓国らしい文化遺産を桜とともに満喫することができた。

グルメも日本ではなかなか食せないものが多く、マッコリ・チャミスルメインの飲み会も新鮮で楽しめた。

韓国の店員さんとのコミュニケーションもたくさんとれ、政治的にもっと2国間が仲良くなれればいいなと思う次第である。

韓国は儒教ベースの文化であり、年上を敬う、礼儀を重んじる文化という点で日本と共通している。

また、 韓国語は日本語と文法が似ており、お互いが習得しやすい言語である。

これは偏見かもしれないが、韓国の人はしっかりと自己主張する、ややアメリカ的な考え方がある気がする。

若干の文化の違いはあるが、本来日本人と韓国人は仲良くなりやすい組み合わせだと思うが、政治的な問題でそのあたりがスムーズにいかないのが残念である。

以上、韓国旅行記を韓国に対する雑感を交えて紹介した。

今回の記事で少しでも韓国の印象が変わったら、ぜひ一度韓国に足を運んでみることをおすすめしたい。

きっと今まで韓国に関するニュースだけで感じてきた思いと、また違う良い思いが湧いてくるはずだ。